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真田氏館跡 [城]

日も暮れ出し焦る我々は真田本城を後にして真田氏歴史館を目指した。
時間的に入館時間ギリギリ・・・近いとはいえ間に合うのか!



真田氏歴史館の閉館時間は16時・・・駐車場到着16時・・・万事休すか!!
真田氏歴史館.jpg
血走った眼で受付の方に「まっ、まだいいですかぁ~!」
受付「ぜんぜんいいですよ~」
さすが真田氏歴史館、どこかみたいに定時で非情にドアを閉めたりはしない。
ここで安心したせいかこの後一枚も写真を撮って無かった・・・ので、以前訪れた時の写真を・・・

真田氏歴史館と真田氏館跡は同じ御屋敷公園敷地内にあるので、
ここで日が暮れるまでの間をガツガツと見学と城めぐりとした。

真田氏歴史館で真田太平記のロケ写真や劇中の甲冑で盛り上がったり、
当時の大判ポスターに萌えたり・・・と、一息ついてから真田氏館跡へと向かった。

真田氏館跡 
西辺130m・東辺80m・北辺130m・南辺160mの台形をしていて土塁が全周している。
赤線のルートで大手口から見ていこう。
真田氏居館2.jpg
宮坂武男著 「図解 山城探訪 第三集 上田小県資料編」より真田氏居館縄張図

それでは大手口より館内へと入っていって見よう。
大手口.jpg
引きの写真でなくて分かりづらいくていけないのだがこの大手口は内枡形を成している。
大手の枡形から北面の土塁
大手口から北土塁.jpg
大手口を入ってすぐに案内板があったのでいつもの様に見てみよう。

 真田氏館跡は、真田氏の上田城築城以前の居館といわれ、地元では現在でも「御屋敷」と呼んで親しまれている。また、中世豪族の居館の形態が、ほぼ完全な形で保存されており、真田氏一族の貴重な遺跡として昭和42年に長野県史跡の指定を受けた。
この館跡は、西方に開いた本原扇状地の奥に位置し、また、真田氏城跡群がこの扇状地を取り囲んで築かれたことからも、堅固な立地を考えて居館としていたことがわかる。
館跡の四方を囲んで築かれた土塁は、周囲520メートル余あり、外周には、堀が巡っていたと推定されている。特に北面は、大沢川が天然の堀となって現在も残っている。また、土塁の南面に、大手門、北面に搦手門があり、南東の角にも小規模な門があったといわれている。
土塁の内側は、主に二段の曲輪からなり、東側上段の曲輪には、真田昌幸が上田城へ移る際に勧請したと伝えられる皇太神社がまつられている。西側下段の曲輪には、その北西隅に厩と称される約10メートル四方に区画された土塁が見られる。

大手口から入ると道を挟んで西曲輪、東曲輪と案内板にあった。
撮影が下手で斜めっている訳では無い・・・西傾斜しているのよ。
西曲輪.jpg
自動車が止まっている先に搦手跡があるらしい・・・また、北西隅には土塁で方形に区画された厩跡があるようなのだが・・・”ズク”がなかったもんで・・・
現在の西曲輪はマレットゴルフ場となっている・・・長野県では定番か?
東曲輪には皇太神社が祀られている。
東曲輪.jpg
真田昌幸が上田築城後にこの居館が荒廃することをおそれて勧請したといわれているようだ。
実際にこのお社が建てられている場所に居館が建てられていたのだろうか。
皇大神社.jpg
居館南東隅の入角(入隅)となっている場所・・・木で見えない・・・
入角.jpg
写真左側に土塁の欠けが見られるが、案内には東門とあった。
東側から見た入角の土塁。
入角付近の土塁.jpg
神社の裏側にあたる東側の土塁。
東土塁.jpg
館の周囲には堀があったのであろうが、この辺りに何となく分かる程度か。
館跡の東側から資料館までの間も公園として整備されている・・・もちろんマレットゴルフ場ね。
出陣広場.jpg
情けない事に当日写真を一枚も撮って無かったのだが、よくよく考えれば一度行っていたからだったのか・・・それでも一緒に行った面々を絡めての写真を撮って無かったのはイタイ・・・
こうして真田氏館跡を後にするのだった。

出発時の計画では今日は砥石城まで!と意気込んでいたのだが、さすがに冬の四時過ぎでは無理であろうということで、翌日の朝一番で登城と言う事に計画変更して宿へと向かった。

一時間早くても砥石城へは登らなくて良かったと翌日十分に思い知らされることになるのだが・・・


参考
宮坂武男著 「図解 山城探訪 第三集 上田小県資料編」


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